miwa’s diary

関西が好きな人のブログです。

「三婆」に救われた話

 

 

 

 

 

舞台「三婆」が終わって2週間が経つ。

 

 

もうすぐサマパラ開幕だけど、その前にどうしても「三婆」という舞台に感謝の気持ちを述べたくなったのでここに残すことにした。

 

 

 

 

 

 

いつも言っているけど、ここからの言葉はあくまでも私個人の気持ちや意見なので、同担がみんな同じ気持ちだなんて思っていないし、読んだ方も思わないで欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年9月、康二くんに初めて外部舞台の仕事が発表された。

 

それが「三婆」

 

通常なら手をあげて大喜びするはずが、前の記事でも述べたように、いろいろ…そう…いろいろあった時期だったから…素直に喜べない自分がいた。

 

 

 

 

 

 

わたしはスパンコールがたくさんついた衣装を着て、歌って、踊って、ステージ上でスポットライトを浴びてキラキラ輝く康二くんを見るのが好きだ。誰よりも光って見える。

 

その姿に何度も救われたし、笑顔をもらった。そんな姿をずっとずっと見ていたかった。

 

だから、三婆の出演が発表された時、康二くんが舞台班になるのが怖かった。

関西Jr.の公演にいつのまにか出なくなり、どんどん追い出されて、舞台中心になって、だんだん私の好きなキラキラ康二くんが見れなくなるのではないか。こんなことを考えてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

2019年1月、康二くんがSnow Manになった。

 

自分の大好きな人が悪く言われる事ほど心がしんどいことはない。この半年間で身にしみるほど感じたことだ。わたしの大好きな人は誰かの嫌いな人で、誰かの嫌いな人はわたしの飛びっきり大好きな人。きっと本人にもいろんな声が届いている。何ができるか考えた時に出てきた答えは、マイナスな言葉に反発するのではなくただひたすら自担への愛を叫ぶことだった。

 

この頃、同担から不安、悲しみ、辛さ、苦しさ、怖さ、いろんな負の感情のマシュマロがたくさん届いた。もちろん共感するものが多かった。でも絶対にネガティブな回答やツイートはしたくなかった。一度ネガティブな感情を表に出してしまうと、周りもそれに引っ張られてしまう。ネガティブの連鎖、それを避けたかった。

 

1つ黒い言葉を見つけると、5つ康二くんかわいいよしよしってした。盲目だと言われてもいい。自担には優しくてあったかい世界に包まれていて欲しかったから。

 

 

もう一度言う。

「康二くんには優しくてあったかい世界に包まれていて欲しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだだと思っていた三婆が始まった。

初日は仕事が休めず、1日遅れで私的初日を迎えた。

 

康二くん演じる辰夫は大竹しのぶさんら名女優が演じる三婆の家の御用聞。お花さんという恋人がいる役だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだこれ馬鹿かわいいしんどい無理ずっとかわいい、いや、怖い、可愛すぎて怖いめっちゃ怖い無理やねんけどちょっとしんどい意味わからん誰?君誰なん?って思ってたら3幕なに?馬鹿イケメン、は、結婚してるん?なんで?え?誰?それ誰なん?は?子供?しかも3人目?わっっっつ!わっつはぷん!!!アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

って感じだった。(伝われ)

 

とにかくなんかすごかった。康二くんがかわいいのは知ってたけど、かわいさが尋常じゃなかった。まじか、そんなかわいいことできるんか、そっか、まじか、まじか…みたいな。トマトになりたい。あと、3幕で花道から登場する時、CGみたいだった。(褒めてる)

 

 

 

 

 

違う、私がこの記事で伝えたかったのは辰夫ちゃんカワイイ情報ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三婆松竹座公演中、康二くんの誕生日公演があった。昼公演の1回のみ。6月21日、康二くん25歳の誕生日。

 

「大切な人の誕生日で…」と言う理由で有休を使った。ちなみに昨年の御園座の康二くんバースデーは「大切な人の誕生日パーティーが名古屋であって…」と言って有休を使った。嘘はついていない。自分の誕生日も公演があったがそれは無視して自担の誕生日を優先。そう、ヲタクだから。

 

誕生日公演は外部舞台なんだから当たり前に特に変わったこともなく、いつも通り進んでいった。それでもよかった。誕生日に自担がステージに立っている。それだけで最高である。

 

 

 

 

 

なのに、それだけで終わらなかった。

 

 

 

 

1回目、2回目のカテコ。いつも通りにこにこぺこぺこしてる康二くん。

 

3回目のカテコ。幕が上がるとしのぶさんが康二くんを前に押し出し、客席に向かって「せーのっ!」の声かけを合図に、まるで前もって練習していたかのように出演者、客席が一体となって康二くんへハッピーバースデーを合唱した。おめでとうの声が飛び交う松竹座。大好きな人が大好きな場所でお祝いされる姿。照れながらぺこぺこする康二くん。

 

 

まさに「優しくてあったかい世界」の中心に康二くんがいた。

 

 

発表当初、まさかこんな空間を味わうなんて思ってもみなかった。幸せで泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公演を重ねるほどに出演者の方々の仲がどんどん良くなっていくのを感じていた。

しのぶさんを始め、いろんな出演者の方がブログやインスタで康二くんのエピソードを載せてくれた。どれもかわいくてほんわかしていて、これもまた幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に大千秋楽を迎えた。

7月8日、博多座

 

 

 

前日からしのぶさんの声の調子があまり良くなくて、でもきちんと対処されていて、さすがプロだなぁと感動しつつ、こんなすごい方と長期間ずっと同じステージに立っていたなんて本当にありがたいことだなぁ、って思ったりもしたけど、いや、私は誰やねん。親か。

 

 

 

また3回目のカテコ。三婆カンパニーで踊るUSA

これから生きていく中で、USAであんなに泣く事はもうないと思うっていうくらい泣いた。

先程までの辰夫ちゃんではなく、完全にスーパーアイドル向井康二だった。踊りながら出演者さんを引っ張って移動して飛んで跳ねて、とても楽しそうだった。

曲中は思いっきり踊っていたくせに、曲が終わった途端サササっと最後列に下がる康二くんを前に引っ張り出して「振付師、向井康二〜!」って紹介してくれるしのぶさん。笑顔の三婆カンパニー。

 

 

 

またやってきた「優しくてあったかい世界」だった。

 

そして、望んでいた「優しくてあったかい世界」のまま三婆の幕は降ろされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白い巨塔も終わり、関西Jr.時代に得た仕事はこの三婆が最後だった。

 

三婆期間中は毎日が本当に幸せで、優しくて、あったかくて、終わらないで、このままずっとずっと続けばいいのにと思った。

あんなにネガティブな感情を抱いていた舞台が、こんなに大切な舞台になるなんて思ってもいなかった。

 

三婆の出演が発表されて以降、康二くんが宣伝をする時、「三婆という素敵な舞台に出演させていただきます」という言葉を使っていた。

有言実行。まさに私にとって「素敵」で大好きな舞台になった。

 

そしてこの舞台で、歌って踊る康二くんと同じくらい「演技をする康二くん」も大好きになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かが「半年も経てば世界は変わる」と言っていた。私もそう信じていたけど、実際そんなわけにもいかず、まだまだ見たくない言葉が溢れている。だからと言って、誰かを責めるつもりもない。私はこれまで通り、大好きな人へ大好きだと叫び続けるだけだ。

 

ただ、時々、やっぱりしんどくなる事もある。そんな時は、「優しくてあったかい素敵な舞台三婆」を思い出せば、また前を向けそうな気がする。

 

 

 

 

誰にお礼を言ったらいいかわからないけど、「三婆」を作り上げるのに関わって下さった皆さんに、全員に感謝を伝えたい。

 

 

優しくてあったかい世界をありがとうございました。

 

 

 

そして、忙しい中、まともに舞台稽古もできなかっただろうに、そんな姿を全く感じさせず完走してくれた康二くん!ありがとう!

よっ!スーパーアイドル!!!